こんにちは!
今日もブログを書いていきたいと思います^^
今日のお題は
『理解力がない!理由が解決するかも!?理解力と見る力の関係とビジョントレーニング』
です。
目次
理解力=語彙数?
先日、数十年幼児教育にかかわられてた方とお話をしていて、
理解力=語彙数
とお聞きしました。
少し詳しく説明すると、
「言葉の意味を理解し、それを言葉に変えて伝える。
そのためには、語彙の数が必要で、
語彙数を増やす事が理解力につながる」
との事でした。
なるほど^^
それはその通りですね。
そして、
幼児教育では(それ以後もそうですが)、
語彙数を増やすために、
・絵本(本)を読む
・フラッシュカードをする
など語彙数を増やす取り組みをしていきます。(語彙数だけではないですけどねw)
本当に理解力=語彙数だけ?
ここで、ふと思いました。
私が今まで指導してきた子ども達の中には、
本が好きという子がたくさんいます。
ただ、先生や周りの大人達から、
「理解力が無い」
と思われている子がたくさんいました。
なぜでしょうか?
皆さんはどう思いますか??
見る力が整っていない子たちの中には、
理解力(=語彙数)がある子も結構います。
ただ、結果的に先生や大人が話している事が理解できていない場合が多いのです。
???
てなっていませんか?^^
少し詳しく説明します。
学校の集団の中で、
- 先生が黒板に書いている事
- 先生が話している内容
- 教科書に書いている文章
などが、
理解できていないと=理解力が無い
という風に先生や大人の目から見たら感じてしまう状況になっているのです。
そこには、見る力に原因があります。
なぜ見る力が未熟だと、理解力がないと思われる?
では、見る力が整っていない子ども達にどういう事が起こっているのでしょうか?
「先生が黒板に書いている事」について
→これは、色々な事が考えられますが、一つ事例を出すと、
以前ブログでも書きましたが、
「焦点合わせ」
が苦手な子どもは、黒板に書いている事を理解する以前に、
焦点を合わせる事にすごく力を使います。
更に、正しく眼球運動ができない事によって、読み飛ばしなども出てきます。
その状態では、正しい文章が脳に入ってこないのです。
これは、理解力(語彙数)が有る無い以前の問題ですね。
「先生が話していいる内容」
→こちらも見る力が整っていない子にとっては、
様々な事が考えられます。
人というのは、見ているところの音を拾ってきます。
もう少し詳しく言うと、
先生の口元を見て、焦点を合わせて、そこの音を拾ってくるのです。
この力がまだ弱い子どもはどうなるか、
・先生の口元ではなく、もっと後ろの壁に視線がいってしまう。
・固視の力が弱く、ふとした瞬間に視線がそれてしまう。
・ちょっとした物音に過敏に反応してしまう。
などです。
こんな事が都度起こってしまったとしたら、
先生が話していた内容が飛んでしまったら、
いくら理解力がある子でも、理解するのが難しくなります。
「教科書に書いている文章」
→教科書に書いている文章を読むときは、目を動かし(眼球運動)読みます。
その時に、無意識にスムーズに動かせれば問題ないですが、
スムーズに動かせない(意識しないとスムーズに動かせない)と、
どうなると思いますか、
例えば、教科書を読んでいて、段落が変わったとします。
読み飛ばしや、同じところに視線がいくと、、、
そして、そんな状態が何度も続いたとしたら?
教科書の内容なんて頭に入ってこないと思いませんか??
こういう子ども達のお母さんは、
「横について、教えたらちゃんと理解できるんですけど」
「一対一なら、伝わるんですが」
なんて声をよく聞きます。
もちろん全てが、理解力がないと思われている子が、
見る力の問題というわけでは、ないと思いますが、
理解力があるのに、見る力がまだまだ未熟で、
理解力がないと思われている子が多いのも事実です。
そのような子ども達にとっては、
ビジョントレーニングで、見る力を育ててあげることで、
今の困りごとが解決し、
学校でのお勉強がスムーズになっていく可能性が高いのです。
今日はここまでになります。
今回のブログをきっかけに、
ビジョントレーニングに触れる子ども達が増え、
喜んでいる子ども達が増えればうれしく思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました^^